YAMAICHI ALPS | 農家直送 お米と野菜

2023/10/26 15:49


1年で1番美味しくお米が食べられる、新米の時期がきましたね!美味しいお米は自然と箸が進みますが、新米はなお一層箸が進みます。(YAMAICHIのお米は通称「米泥棒」と呼ばれています。)


一言で「新米」と言っても、さまざまな品種があり、今までも色んな種類を試してみたが、いまいち違いがよくわからない!一体本当に美味しいお米はどこで入手できるんだ?!というお悩みありませんか?今日は、そんなお悩みを解決したいと思います。

新米とは?

新米の時期っていつなの?とピンとこない方も多いのではないのでしょうか。アメリカで暮らす日本人の友人は、「野菜みたいに、都度稲を収穫するのもだと思ってた」と呟いていました。
ここ長野県では、9月頃から収穫が始まり、スーパーに新米の幟が立ち始めます。YAMAICHI ALPSでも、毎年9月下旬に稲刈りを行います。そして、「新米」と呼ばれるお米は、法律上では収穫した年の12月31日までに精米・袋詰めされたお米のことを指すそうです。

なぜ新米は美味しい?

それは、ズバリ「水分量」「香り」「食感」ではないでしょうか。収穫したてのお米はもっちりとみずみずしく、炊き立ての炊飯器を開けるとふわっと芳醇なお米の甘い香りがし、ツヤツヤでしっとり、食べるとふんわりとした食感です。あの瞬間、日本人の遺伝子に組み込まれたお米好きの細胞たちが、おおおおおおお!と騒ぎ出します。

一般的に、収穫後、お米は籾から玄米に籾摺りされた状態で、低温管理された冷蔵庫で通年貯蔵、出荷前に白米に精米され、やっと店頭に並びます。(籾=もみ。写真のように稲からお米の粒を取った、脱穀した状態のこと。籾→玄米→白米の順に、籾殻がだんだんと削られていきます)そのため、時間の経過とともに、お米が乾燥し、風味や食感が徐々に失われていきます。
よって、収穫したての新米が、1番新鮮で美味しいとされています。

YAMAICHI ALPSでは、収穫後も、籾の状態のままで保管されています。硬い籾殻に守られ、お米が酸化・乾燥せず、新鮮なままの状態で、年中涼しい築300年以上の土蔵で貯蔵されているため、鮮度が長持ちします。

ちなみに、お米の産地では籾→白米に精米できる精米機があちこちにあるのですが、都会では玄米しか精米できないところが多いようですね!YAMAICHI ALPS周辺のお米を作る家庭では、だいたい籾で貯蔵されています。スーパーなどへ卸すには流通に乗せる必要があり、籾だとかさばるので、玄米にして流通に乗せるわけですね。小さい農家ならでは、農家直送ならでは、籾の状態で保管できるのです。

美味しいお米の見つけ方

まずは、好みの品種から絞りましょう!粘り気のあるもちもちとしたお米が好きならコシヒカリ系、さっぱりしたお米が好きならササニシキ系。日本人のお米の好みが粘りの強いものになったことで、今はコシヒカリ系が主流を占めています。コシヒカリ系の中でも、粘り気と旨み・甘みがダントツの王道のコシヒカリ、あっさり系あきたこまち、弾力があるヒノヒカリ、もちもち食感のミルキークイーンなどが有名どころです。

そして、産地。同じコシヒカリでも、西日本では粘り気や甘みが少なくあっさりめ、東日本では粘り気や甘みが強くもっちりめ、とされています。(気温の寒暖差で、お米の甘みを決めるデンプン量が異なるため)

そして、最後は、作る人。同じ長野県、YAMAICHI ALPSの位置する大町市の中でも作る人や田んぼによって、味が全然違います!品種や気候だけではないんですね。スーパーで売られているお米は、いろんな農家さんが農協に卸したものが、ごっちゃ混ぜになったお米です。美味しいお米もそうでないお米も、まとめて「R5年度産 新米」。美味しいお米を見つけるべく、ぜひお気に入りの農家さんを見つけ、農家直送の新米を味わってみてください!

ちなみに我が家でも、もちろんYAMAICHI ALPSのお米が大好きですが、天日干しはぜかけ米を作っているご近所さんのお米も大好きで、毎年買付しています!この農家さんの元には、東京や関東からわざわざ個人で買付にくる方々もいらっしゃるくらいです。やはり農家直送。ぜひ、お気に入りのお米を見つけ、それを「我が家のお米」と愛着をもって、味わってみてくださいね!

P.S. お米は特別

「初物」って惹かれますよね。秋の秋刀魚や、春の山菜、旬の初物は強い生命力に満ちていて、それを食べることで生命力を得られると考えられてきました。
でもお米は、それら以上。おすそ分け文化が根付くここ田舎の実家でも、野菜や魚はおすそ分けしても、お米をお裾分けすることは、まずありません。大名の時代から、お米は石高、お金の代わりでした。その特別なお米の初物を、1年を通して無事に収穫できた喜びと、自然への感謝と共に味わう。(我が家では、収穫の9月は祭り三昧、フィエスタモードです。)
単なるお米の味だけではなく、お米に纏わる文化や歴史、考え方も一緒に噛み締めると、なお美味しいのではないでしょうか。みなさまも、ぜひ一緒にフィエスタモードに!


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